2019/02/10 12:00
ファイヤーブラスター
最近キャンプ場に行くとうちわを使っている人って減りましたよね。
みんな使っているのがファイヤーブラスターの名で知られている火吹き棒です。
ステンレスやアルミのパイプに木の柄や吹き口が付いているやつ。
うちわより断然かっこよくて火も熾しやすく良いですよね~。
日本の職人技!
この火吹き棒を作っているのは「kun design studio」さんという職人さん。
旋盤加工をメインに様々なアイテムを製作しています。
旋盤加工とは、こんな感じでグルグル回る機会で材料をしっかり掴み、
グルグル回しながら削っていく加工方法のことです。
陶芸のロクロを横にした機械という感じです。
さらにネジの溝とツブツブの加工を施していきます。
ひっくり返して逆側を整えればこんな感じ!
火吹き棒の先端部分ですね!
こだわりが半端ない!!
写真だけで見ると簡単そうですが、こんな細かい部分にもこだわっちゃうのが職人魂です!
先端の吹き口の穴の直径によって出てくる風が具合が変わるんです。
もちろん適当に穴を開けても息は送れるので問題無いように思いますが、そんな穴も0.1mm単位でこだわっちゃってます。
削っては薪ストーブに向かい吹き込みテスト、0.1mm穴を拡げては薪ストーブに向かって、、、、
という地道なテストを何度も何度も繰り返して辿り着いた最高の穴のサイズです!
そのこだわりによって、より遠くまで・より強い風を・ピンポイントに送り届けることができます。
焚き火なら吹き込みたい場所に先端を近づければいいので、そこまでの精度は必要ないかもしれません。
しかし、薪ストーブなど火吹き棒を奥深くまで突っ込めないような時にこそ真価を発揮します。
薪ストーブの入り口付近から狙った場所をピンポイントで!これが何とも楽しく気持ちがいい!
そこまでこだわる職人だからこそ、加工中の精度も半端ない!
こういった部品の加工には「寸法公差」という「このくらいなら誤差あってもいいですよ~」という許容範囲があるんです。
例えば図面に「寸法公差が±0.1」と記載があれば「0.1mmならずれてもいいですよ」って感じです。
上に書いたとおりこだわり抜いた先端の穴、寸法公差0.01mmです!
人の髪の毛の太さはおよそ0.08mm程度です。そんなの比べ物にならないレベルのこだわり!
是非お試しいただきたい!
ぼーっと眺めるだけの焚き火も良いですが、思い通りに火を育てる。そんな焚き火もおもしろいですよ。
薪ストーブも薪をくべておけばそれなりに燃えてはくれますが、この火吹き棒を使うと新たな楽しみ方が増えると思います。
まだまだこだわりポイントはたくさんあるのですが、長くなったので次回にしたいと思います。
ハンドメイドのため量産ができません。数量限定で予約販売となっております。
2月中のご購入で3月初旬にお届けです。
春休みに使いたい!という方はお早めに!!